幕が上がる。
「幕が上がる」という映画をご存知ですか?
ももいろクローバーZ主演の青春映画なのですが、本当に良い映画です!
色々感銘を受けるセリフが出てくるんですけども、中でも「宇宙は光の速さで広がっている。だから人間は宇宙の果てにはたどり着けない。たどり着きようがない。でも、切符だけは持っている」「私はここから宇宙の果てを目指します」「また、いつか、どこかで!」です。
映画の内容は弱小演劇部が全国大会を目指すというシンプルなものなのですが、内容が実に素晴らしい!
脚本は桐島部活辞めるってよの喜安さん、監督は踊る大捜査線シリーズの本広克行監督です。
これはいわゆるアイドル映画なんですけど、ただのアイドル映画ではありません!
今の時代に珍しく映画の内容を追求したアイドル映画なのです!
映画の中で演劇部が演じるのは、宮沢賢治の銀河鉄道の夜です。
カンパネルラが死んでもジョバンニは生きていかなければいけない。このどうしようもない気持ち。
幸せとはなんなのか?
生きることとはなんなのか?
人生とはなんなのか?
そんな疑問に答えてくれる映画でもあります。
誰しもが悩みを抱えています。生きることとはそういうことなのかもしれません。
将来の目標や、自分は何になりたいのか、何をしたいのか、わかっているのは一握りの人しかいないのではないでしょうか?
そんな時にこの映画を見ると、もっとシンプルに考えていいんだ!今この時こそが現実で、何よりも自分自身なんだ!と気づかせてくれます。
宇宙は光の速さで広がっていきます。自分の知ってる世界より、知らない世界の方がたくさんあるかもしれません。そう考えてしまった時、自分自身がとてもちっぽけな存在に感じるかもしれません。でもそれが生きているこの世界なんです。それが現実なんです。この世界を見渡した時、自分がひとりぼっちに見えることもあるでしょう。でも宇宙から見たら、地球なんて一つの点でしかないのです。そんな中にこれだけたくさんの人や思いが埋めきあっているんです。
人生は一度です。人間皆平等なんて綺麗事を言うけれど、平等なことなんて「生まれた命はいつか死ぬ」
そんなことぐらいのもんです。自分は何をやりたいのか、どんな人になりたいのか、それを探すことか大切なんだとこの映画が気づかせてくれました。探さなきゃなにも見つかるはずがありません。
宇宙は光の速さで広がっていきます。だから人間は宇宙の果てにはどうやってもたどり着けません。でも、切符だけは持っています。どこまでも行ける切符。その切符を手放さずにいたら可能性は消えません。自分がどこまで行けるのか、どこに行きたいのか、誰しもが悩むこの疑問にこの映画は答えてくれているような気がします。
宇宙の果てを目指しましょう!たどり着けるかどうかなんて知らなくてもいいんです!誰にもわからないんです!
でも、目指すことが大切なんです。どこまで行けるか、自分は何者なのか、それを探すのが人生なのかもしれません。
答えのない問いには答えなんかいらないのです。行けるとこまで行きましょう!一人なようできっと一人ではないはずです。
たどり着けなくても、目指しましょう!僕はそんな人を応援したい!
生まれてから死ぬまでに何をするのか、何をしたいのか。そんなこと考えることもなく人は当たり前のように就職して働いています。
それでいいのか?生きることとはそういうことなのか?
安定してる会社に勤めることは果たして人生において正しいのか?
みんないつかは死にます。ならば、死ぬまでに自分のやりたいことをやった方がいいに決まってます!
失敗してもそれが自分のやりたかったことなんだと思えればそれでいいんです。
どっちが正しいのかなんてその人の価値観で変わります。でも僕は、挑戦して失敗しても自分自身が納得した人生を歩きたいです。
僕はここから、宇宙の果てを目指します!