乃木坂46「きっかけ」のMVを見た評価と曲の感想!
こんにちわ!
最近は乃木坂46の「きっかけ」をヘビロテしているワビサビデザイナーのハマやんです。
いやーいい歌なんですよ。なんでもミスチルの桜井さんも「きっかけ」をライブでカバーしたみたいで、シングルカットされていないアルバム収録曲としてはかなり話題になっているようです。最近は乃木坂が出演していた歌番組でも「きっかけ」をパフォーマンスすることが多かったようですね。
7月7日にYouTubeの乃木坂46公式チャンネルで乃木坂46時間TV内で制作された「きっかけ」の黒板アートMVが公開されたので、その映像を見ながら「きっかけ」を聞いた感想とMVを見た感想を書いていきたいと思います。
それではまず「きっかけ」のMVを見ていただきましょう。とりゃあ!
乃木坂46 きっかけ
「きっかけ」は乃木坂46の2ndアルバム「それぞれの椅子」のテレビ用CMでも使用されている楽曲で、言わばアルバムのリードトラック的な位置付けの曲とされていますが、つい最近までMVはありませんでした。2016年の5月25日に「それぞれの椅子」が発売されたのに対して、MVが公開されたのは2016年の7月7日です。
やはり桜井さんがカバーしたことによる反響が大きかったのか、急遽MVを公開したようにも感じられます。
「きっかけ」は、乃木坂カラーを前面に押し出した楽曲!
これは僕なりの見解なのですが、乃木坂46の良曲の特徴として、イントロのメロディーを聴いた時に「良い曲だと感じられるかどうか」があります。乃木坂の他の曲で例えると、「君の名は希望」や、「僕がいる場所(乃木坂46の1stアルバム『透明な色』のリードトラック)」や、「羽の記憶」なんかがイントロのメロディーを聴いた時に良い曲だと感じられる曲の部類に入ります。その点で言うと、「きっかけ」もイントロの段階からかなり良い曲だと感じました。もちろん全体のメロディーや歌詞を把握した後でもその印象は覆りませんでした。
僕が乃木坂の良曲とするこれらの楽曲の特徴は、ピアノ主体のメロディ−、メロディーが美しく耳に残る、情景描写されていて歌詞の世界観がイメージしやすい、自分自身との葛藤、確信できない未来への不安、などが挙げられるかと思います。
こういった一見プラスの側面ではない部分も乃木坂の色にはすごくマッチすると思っていて、むしろそれこそが乃木坂の色だと思っています。
例えば、AKB48のヒット曲「恋するフォーチュンクッキー」のような曲を乃木坂が歌っても、なんか違うかなーって感じです。
誰もが感じた事がある未来への不安や悩み、コンプレックス、後悔、挫折などの感情を合唱曲のような綺麗なメロディーにのせて歌う楽曲こそが乃木坂の色なのではないかと個人的には思います。
もちろん他のタイプの楽曲でも良曲はありますが、乃木坂にしか歌えないという意味で言うと、どこか「儚さ」を含んだ楽曲こそが乃木坂の良さを引き出せているような気がしちゃうのは僕だけでしょうか?
「僕がいる場所」なんてアイドルでは乃木坂にしか歌えないんじゃないかな。笑
「きっかけ」は歌詞にも注目!
「きっかけ」の歌詞を簡単に説明すると、感情なく色を変え続ける交差点の信号に従い続ける周りの人達と自分にふと違和感を抱き、自身の人生の歩む道についても周りの人達に流されていないか考え始め、自分の意思で決めた道こそが本当に歩みたい道なのだと気付く。。。という歌詞です。
秋元さんの歌詞らしく情景描写しやすい言葉が結構出てきます。青色の交差点の信号が点滅したら急ぐのは普通のことなのですが、これを「いつの間にか 少し早歩きになってた」という歌詞をつけることで、曲に出てくる主人公の人生と重ねるところが相変わらず上手いなーと。
しかーし!実は「きっかけ」は今までの乃木坂の曲と決定的に違う部分があるんです。
皆さんは何か感じませんでしたか?僕はこの曲を聴いた時に、「珍しい!」と言ってしまったほどです。
僕が今までの曲と決定的に違うと感じたのは以下の部分です。
歌詞に出てくる主人公の一人称が「僕」ではなく「私」
今までの秋元さんの歌詞に出てくる主人公は、自分自身の一人称を僕と呼ぶ曲が圧倒的に多いのですが、「きっかけ」は私と呼んでいます。
一人称を僕と呼んでいる乃木坂の楽曲は、
「君の名は希望」
「制服のマネキン」
「バレッタ」
「僕がいる場所」
「何度目の青空か」
「羽の記憶」
「走れ!Bicycle」
などがあります。
もちろん「悲しみの忘れ方」や「気づいたら片想い」のような例外もありますが、この2曲は今までの乃木坂自身のことを歌った曲と女性の片想いの感情を歌った曲なので、一人称が私の方がしっくりくるので違和感はありません。
しかし、「きっかけ」は一人称が僕でも私でも両方曲としては違和感なく成り立つと思うのですが、今回は私を使っていたので少々驚きました。
秋元さんにとってこの曲の主人公のイメージは女性だったのでしょうか。ちなみに僕は歌詞の通り女性が交差点に立ってる姿をイメージして聴いています。
「きっかけ」の作曲者は乃木坂ファンにはお馴染みの杉山勝彦さん!
乃木坂46の楽曲の作詞をしているのはプロデューサーの秋元康さんですが、上記でも紹介した「君の名は希望」「僕がいる場所」「羽の記憶」のすべての楽曲の作曲をしているのが杉山勝彦さんです。
個人的に杉山さんのメロディーと秋元さんの歌詞の相性はとても好きで、この二人のタッグこそが乃木坂の強みだとも思っています。「制服のマネキン」も杉山さんが作曲していますね。杉山さんが作曲した乃木坂曲に捨て曲なし!とも言えるかもしれません。
他にもジャニーズの嵐やKAT-TUN、スターダストのアイドルの楽曲の作詞や作曲もしているので、興味がある人は聞いてみてください↓
私立恵比寿中学 禁断のカルマ(作詞・作曲・編曲)
てんかすトリオ 永遠のトリニティー(作曲)
「きっかけ」のMVの評価とまとめ
個人的に「きっかけ」は乃木坂らしさが際立つ、乃木坂46の新しい代表曲と言ってもいいほど素晴らしい出来の楽曲だと思います。
乃木坂が2016年末の紅白に出場するとしたら、「きっかけ」をパフォーマンスをするのが今の所有力なんじゃないかな。
しかし、MVについてはいくつが指摘したい部分もあります。
まず指摘したいのは、アルバムのリードトラックなのにちゃんとしたMVを作ってないことです。これは1stアルバムのリードトラック「僕がいる場所」でもそうでした。予算の問題があるのか、撮影する日程の問題があるのか、単純にお金にならないからなのかはわかりませんが。
乃木坂46時間TV内で制作された「きっかけ」の黒板アートMVという程で公開されたMVですが、最初のサビのところで音声を入れて曲の音量を絞ってしまっていたり、純粋に曲の世界観を感じさせるという意味では少し残念な出来だと思いました。
曲の出来がいいだけになおさらそう感じてしまうのかもしれません。
乃木坂46時間TVを見ていた元々乃木坂ファンの人はまだいいと思いますが、まだ乃木坂46という存在をあまり知らない人達はこのMVを見てもいまいちピンとこないんじゃないかな、もっと色々作りようがあったんじゃないかな、なんて思ってしまいます。
例えば、新たに撮影しなくてもレッスン風景や昔のオーディション映像などオフショット的な映像を使って乃木坂が成長していく様子で構成することもできたはずだし、それこそ販売されていないライブ映像を使っても良かったと思います。
見る人がもっと感情移入できるような乃木坂の写し方をして欲しかったというのがMVを見た率直な感想でした。
歌詞のテロップが表示されるのは良かったです!あと深川さんが写ってるのも。涙
そんなこんなで長くなりましたが、以上が乃木坂46「きっかけ」のMVを見た評価と曲の感想!でした!
最後にワビサビの商品紹介を少し。
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それでは今日はこの辺で。バイバイ!